電柱脇の随想ノート

創作に繋がる何か

ミルタザピン

去年の10月からだから、もう9か月くらいミルタザピン(リフレックス)を服用している。

 

ここ数年来、積極的になにかをやろうという気に全くなれず、日中やるべきことも何一つできずにただPCの前でぼーっとしていることが多かった。酒量も増え、よく眠れなくなった。

 

そんな風に過ごしているうちに体調を崩し病院のお世話になったが、その際に抑うつ症状と診断され、色々と薬を処方されているうち、これに落ちついた。

 

セロトニンノルアドレナリンの働きを高め、意欲の向上、不安の解消の効果をもたらす。らしい。

 

cocoromi-mental.jp

 

量的には1日に3錠(45mg)。これが上限ぎりぎりだそう。最初は1錠から試して、なんかあまり効いた気がしないんですけどー、と言って2錠にして、やっぱり効いた気がしないんですけどー、と言って3錠にしてもらったらなんとなく効いてきた気がしたので以来この量。

 

飲んで明確に、とか劇的に何かが良くなった、というわけではない。ただ確かに以前感じていたよく分からない焦りの感情とか、どうしようもないやる気のなさといったものはなくなった気がする。それでも何かに前向きに取り組もうなんて考え出すとまだきついんだけど。

 

まあ、服用する前が酷すぎで、仕事とか作業が10分単位でしか集中が続かないし、本を読んだりゲームしたりといった程度のことでも1時間保たなかった。それに比べたらだいぶマシにはなってきた。

 

 

この薬、副作用として主に「食欲増加」と「体のだるさ」がある。

 

食欲は確かに増えた。放置しておくと体重がどんどん増えていくので意識的に食事の量を減らしてなんとか食い止めている。

 

体のだるさはもう本当に動けないくらいになるので、基本就寝前に服用する。するとアホみたいに眠れる。気合を入れてガバっと起きないと12-13時間とか平気で寝てしまう。

 

そして一番驚いたのは、「異様なくらい長い夢を見る」こと。それこそ起きている時と同じくらいの時間を過ごしているような感覚。そしてずいぶんと長かったなーとか思って時計を見ると、まだ2時間くらいしか経ってなかったりして時間の感覚が狂いそうになる。でもこのことによってだいぶ精神のバランスが保てるようになった気もする。服用前は一瞬で睡眠が終わったりしていたので、身体的にも精神的にも疲労が抜けなかった。

 

睡眠と関連したところでは、服用を始めてからいっさい飲酒していない。そもそもアルコールとの併用は勧められていないのだけど、前述のように飲酒しなくともとにかくよく眠れるので必要性を感じなくなった。今のところ夜は水かコーヒーしか口にしないことにしている。

 

 

ちなみに、リフレックス錠のジェネリック医薬品がミルタザピンで、こちらの方がだいぶ安価。間抜けなことに、最初逆だと思いこんでいたのでリフレックスジェネリックだと思って貰っていた。価格差を見たら毎月のサブスクが払えるくらいあるではないの。ああもったいない。